紙製ハンガー
2020.9.26

このハンガーは紙で出来ています。従来の紙製ハンガーというと、厚紙を型で抜いたような商品をイメージされるかもしれませんが、こちらは立体的な普通のハンガーです。画像ではなかなかお伝えしにくいのですが、手に取ると普通のプラスチックとは違うことが分かります。
主原料にはMAPKAという原材料が使用されています。MAPKAとは、紙を粉末状にパウダー化したものに合成樹脂を混合して作られた環境対応型原材料です。
MAPKAは従来からの化石燃料由来の原材料の使用量を減らす効果があるだけでなく、紙扱いとなるため焼却処理が可能です。また、燃焼カロリーも、一般汎用樹脂に比べ低くなることから、燃焼炉をいためにくく、 温室効果ガスの排出量を約35%削減することが可能です。
*MAPKAの詳しい内容は下記をご参照ください。

MAPKAを使用して成形されたハンガー
左上:HG382MP 女性用ジャケトハンガー
右上:HG411MP 男性用ジャケットハンガー
下 :HB236M_MP 男女兼用パンツ・スカートハンガー

紙製ハンガーの風合い

ペレット化された原材料
MAPKAの紙含有率は51%で、一般社団法人日本有機資源協会 にてバイオマスマーク50を取得しています。

①~② 製紙工場、印刷工場などから排出される古紙や損紙を粉砕しパウダー化します。
③~④ 粉砕パウダー化されたものに、合成樹脂を混合しペレット化します。
⑤ 射出成型によりハンガーを製作します。
環境対策には、これだという1つの答えがあるわけではありません。各企業による様々な持続的取り組みが必要です。紙で出来たハンガー。ぜひ実物を手に取って確かめてみてください。
導入企業様
株式会社アシックス
アスクル株式会社
クロスプラス株式会社
株式会社デサント
株式会社ベイクルーズ
株式会社ロフト
他
敬称略
